女性ホルモンのバランスをコントロールする低用量ピル

避妊の手段として広く行われているものにはコンドームやオギノ式避妊法などがありますが、いずれも確実性はないのが特徴です。
しかも、どれもパートナーである男性の協力なくては避妊できません。
女性が自分の意思で避妊することができ、さらに避妊の成功率が98%以上を誇るのが低用量ピルです。
小さな薬を欠かさずに服用するだけで避妊をすることができます。

この低用量ピルのメカニズムは女性ホルモンと深い関わりがあります。
低用量ピルに含まれるのは卵胞ホルモンと黄体ホルモンという女性ホルモンで、この配合バランスにより、低用量ピル、中容量ピル、アフターピルなどに分けることができます。
最も日本で使用されている低用量ピルは卵胞ホルモンの量が50μg以下のもので安全に避妊に役立てることができます。

こうしたピルは避妊に活用されているのはもちろんですが、それ以外にも幅広い薬効があり多くの女性に利用されています。
まず月経前症候群の症状が重い方に処方されるケースがよくあります。
この月経前症候群は別名PMSと呼ばれ、体のだるさや頭痛や腹痛、うつ症状などさまざまな困った症状を引き起こします。
低用量ピルを服用することでこうした症状を改善することができるため、婦人科で処方されるケースがあります。
またにきびが重症化して肌トラブルになっている方などは皮膚科でホルモンバランスを調整できるピルを処方されることもあります。
肌をなめらかに美しく整える効果があるのです。

この他にも子宮がんなどのリスクを引き下げたり、子宮内膜症の症状を改善したりと多くのメリットがあります。
避妊に利用する場合は飲み続ける注意が必要ですが、シートに沿って正しく服用することで、その効果を最大限発揮することができます。